ひまわりのつぶやき⑦

壱岐のおすすめソウルフードはこれ!おばあちゃんの手作りおやつ3選

(以前書いていた記事のリライトです)

今はコンビニやスーパーでいつでもいろんなおやつが買えます。

昔はお店もなく、おやつは家にあるものなどで全て手作り。特にじっくりと手間ひまかけたおばあちゃんの手作りおやつは、ほっこりした甘みと愛情がいっぱい!

そんな壱岐の懐かしいお餅を使ったおやつを3つ紹介します。

1 かんころ餅は焼き芋よりもおいしい?

かんころ餅は五島が有名ですが、壱岐でも昔から作られています。

私も芋を茹でて干した「かんころ」を買ってきて、かんころ餅を作ってみました。

市販のかんころ餅は、砂糖と生姜がたっぷり入っていますが、手作りのかんころ餅は至ってシンプル。学童の子どもたちのおやつとして、砂糖少なめ、生姜なしのオリジナルかんころ餅を作りました。切ってオーブントースターで焼くと、「スイートポテトみたい!」と子ども達も大喜びですよ。

2 小腹がすいたら、かきもちが一番!七輪でじっくり焼いたやさしい甘みは、懐かしいおばあちゃんの味

かきもちは、一番寒い冬場にたくさん作って乾燥させ、1年分を保存します。

義母も元気な時は、七輪で焼いて、大きな缶いっぱいに詰めて、島外に住む孫のために何回も送ってくれていました。

他の家では砂糖やゴマなど入れて作る人もいます。

油で揚げると、3倍くらいの大きさになりますよ。

でも、やっぱり何もいれずに七輪でじっくりと時間をかけて焼いた、愛情たっぷりのかきもちが一番ですね!

3 病気で食欲のないときは、「こりん」に砂糖とお湯をかけて!そのまま食べて、保存食にもピッタリ!!

雛あられの色なしのものを、壱岐では「こりん」と言います。

のし餅をサイコロ状に切って干します。

かきもちと同じように、しっかり干した「こりん」は、長期保存できます。昔の人の知恵ですよね。

ほうろくやフライパンでカリカリに焼いて、乾燥材とともに缶で保存。

そのまま食べるのが一番簡単ですが、壱岐の食べ方は、砂糖をどっさりかけて、お湯を注いでいただきます。

昔からお客さんには砂糖をいっぱい入れて出す方が、ケチじゃなくて良いとされていたそうです。

今でも、病気で食欲がないときは、砂糖の甘みが体を優しく包みます。

(壱岐マリーナホテルの朝食に、こりんが出てくることもあるそうです。)

壱岐のソウルフードは最近の子ども達にも大人気!

元々、家族のために作るものだったので、あまり市販はされていませんが、スーパーヤマグチ、スーパーイチヤマ、JAのアグリプラザ(郷ノ浦町)やきてみてん(郷ノ浦町志原)など地物コーナーでは、予約すると買えますよ。

壱岐のお土産や非常時の保存食として、おばあちゃんの味を見直してほしいです。

みなさんもぜひ壱岐でしか味わえないソウルフードを食べに来ませんか?