壱岐市に賠償を認める判決

2022/01/18のNHKニュースから。

平成28年、壱岐市の建設会社が、市長選挙で市長の対立候補を支援したために公共工事の入札を妨害されたなどとして、損害賠償を求めていた裁判で、長崎地方裁判所は建設会社側の訴えを認め、市に対して、およそ300万円の賠償金の支払いを命じました。

平成28年、壱岐市の建設会社「壱岐産業」は、壱岐市長選挙で白川博一市長の対立候補を支援したために市の公共工事の入札を妨害され、結果的に実質的な廃業に追い込まれたとして、市長と市に対して2000万円余りの損害賠償を求めていました。

18日に開かれた裁判で、長崎地方裁判所の古川大吾裁判長は「壱岐市は、原告が白川市長の対立候補を支援したことを理由に指名回避などをしたと認めることができる。これは、白川市長が恣意的に行ったと解さざるを得ない」と原告側の訴えを認めました。

そのうえで「市長には裁量権の逸脱、乱用があった。指名回避などがなければ、実質的な廃業に至らなかった」として、壱岐市に対しておよそ300万円の賠償金の支払いを命じました。

一方で、白川市長個人に対しては「市が賠償責任を負う本件においては、公務員である市長個人は賠償責任を負わない」としています。

壱岐市は「判決文が確認できていないので、コメントできない」と話しています。

ここで報道された、平成28年壱岐市長選挙の対立候補こそ、武原由里子その人です。

以上