ひまわりのつぶやき14
⑭ 壱岐の宝 サンゴ が住みつづける海を守る
壱岐に来て31年。島にサンゴの生育地があることは聞いてはいましたが、実際に見たことはありませんでした。
今年11月に環境省のモニタリングサイトによる調査が行われました。その調査に同行した国立環境研究所の山野博士が、世界の北限の黒崎のサンゴ礁を発見した本人で、壱岐のサンゴ礁を20数年観察しています。
サンゴは、非常に珍しい生物で、石灰質の骨格に、イソギンチャクのようなポリプがあり、その中に褐虫藻という藻類を共生させています。
サンゴ自体は動物性プランクトンを捕食し、二酸化炭素を発生させるのですが、褐虫藻がサンゴから発生する養分を吸収し、有機物を発生し酸素を作り出すという循環をしています。地球には無くてはならない生物と言えます。
また、魚類のすみかになりサンゴ礁となれば、海岸を護る護岸の役目を果たしています。
壱岐の自然環境が変わらないで、サンゴが住み続けられるように、これからも壱岐のたからをまもるため、島の力を合わせていきたいと思います。