ひまわりのつぶやき31
㉛壱岐の郷土料理の定番「ひきとおし」
みんなで毎日ブログを書く会の最終日の大みそかには、壱岐の郷土料理の定番 「ひきとおし」を紹介します。
コロナ禍で今年も子どもたちは帰れない年末年始ですが、寒い冬には欠かせない壱岐の鍋料理として「ひきとおし」を今年も食べて年越ししたいと思います。
昔は各家庭に鶏を飼い、卵や鶏肉を家庭で調達していたそうです。
大切なお客さんが来たら、鶏をつぶして料理し、座敷にとおして、「ひきとおし」を振る舞ったそうです。
鶏ガラを煮るのは、なんと贅沢な壱岐の麦焼酎。とろとろと甘めの出汁が取れます。
砂糖多めの醤油味のスープに、野菜は自家製のごぼう、白菜、ネギなど。忘れてはならないのが、先日紹介した煮崩れしない壱州豆腐と、〆のソーメンです。
栄養バランスのとれたひきとおしは、老若男女みなさんに食べて欲しい郷土料理です。
最近では健康志向で、甘さひかえめの味付けにされていますが、元々砂糖は大変貴重な食材で、お客さんにはたっぷりと使うのが流儀だったそうです。高級な砂糖も「“ケチケチしない”で、たっぷり使いなさい!」と、30年ほど前に、近所の方に言われたことがありました。
法事のお土産に、白砂糖1kg箱入りをもらうのが当たり前だった時代の話です。
今は人気の郷土料理なので、ひきとおしの鍋セットや冷凍の出汁も販売されています。
気になる方には、お店をご紹介します。
1ヶ月毎日ブログを書くことができました。
読んでいただき、ありがとうございます。
食べ物の記事が一番多くなりましたが、気になる記事がありましたでしょうか?
次回は、私の自伝的な内容を掲載して欲しいというリクエストがありましたので、
子どものころの秘蔵の写真も交えて、少しずつですが書き続けていこうと思います。
2022年がみなさまにとって良いお年になりますように!