4年前2017年8月の壱岐市議会選挙結果

#壱岐市議会議員選挙2021

壱岐新報社

2017年8月8日  · 「壱岐市議選」投票率は過去最低の77・22%、前回比5%減 任期満了に伴う第4回壱岐市議会議員選挙が23日に告示され、30日投・開票の結果、市議16人が決まった。今回は現職13人、元職1人、新人6人の戦いとなり、新人4人と元職1人の5人が当選、現職は11人当選2人落選。任期は8月7日から平成33年8月6日までの4年間。当日の有権者数は男1万690人、女1万2058人の合計2万2748人で、投票率は男77・02%、女77・41%、全体で77・22%(前回比5・02%減)過去最低となった=市選管調べ=。 30日午後10時22分、当初の開票終了予定時刻から約1時間が過ぎた後に、選挙結果が確定した。有効投票者数は1万7412人。無効投票者数155人。 今回の市議会議員選挙は、厳しい投票率を示した結果で終了した。ちなみに前回(平成25年)では、有権者数は男1万1090人、女1万2544人の合計2万3634人で、投票率は男82・07%、女82・39%、全体で82・24%となり、過去最低の投票率となっていた。しかし今回は、前回の選挙からさらに5・02%も下がり、過去最低を更新することになった。 選挙を終え、投票率低下の原因について町の声を聞いてみると「市選挙管理委員会が配布した選挙公報が届いたのが、投開票日前の木曜、もしくは金曜日だった。期日前投票が24日から始まることを考えると遅いのでは」との声や「新聞やケーブルテレビで選挙に向かうように呼びかける告知がなかった。広告等で盛り上げるべきだったのでは」「立候補者の街宣車が、自主規制により目にする機会が減っていたのも要因では」と、告知や街宣縮小に疑問を呈した。 特に街宣車による各立候補者の呼びかけは、街の空気を選挙色で盛り上げる効果や、各候補者の活動を直に知り、投票への指針にもなる。しかし6月22日に行われた、立候補予定者への説明会後、議会運営委員会主導による「市議会議員選挙に伴う申合せ事項」の4項目に、「街宣車による活動等について」で、①原則として、車は街宣車を含め2台以内とする。②街宣車による広報活動は、7月23日(日)、26日(水)、29日(土)の3日間とする。③7月24日、25日、27日、28日の4日間については、街宣車による巡回は可とするが、音響設備の使用は自粛(禁止)。また、公職選挙法で認められているハガキの郵送を自粛すること等が記載されている。 この申合せを遵守・同意できる候補者のみ、市内203ヶ所(郷ノ浦79ヶ所、勝本42ヶ所、芦辺55ヶ所、石田27ヶ所)のポスター掲示作業の協力に参加できる。この申合せに対し、2人の新人候補者は不参加とし、選挙運動を進めた。本市の投票率は、回を追うごとに低下している事が浮き彫りとなり、選挙活動の進め方や告知等の見直しを検討することは急務だ。